1960年、グランドセイコーは世界最高級の腕時計を作り出すという決意から誕生しました。スイス製が高級腕時計の代名詞とされていた当時、それまで培ってきた時計技術の粋を結集して「世界に挑戦する国産最高級の腕時計をつくる」という志のもと誕生しました。
「初代グランドセイコー」は、国産では初めてスイス・クロノメーター検査基準優秀級規格に準拠したモデルとして発売されました。 発売価格は25,000円で、当時の上級国家公務員の初任給の約2倍もする価格であったことから、破格の高級品であったことが伺えます。
誕生以来、腕時計の本質を高い次元で追求し、グランドセイコーの伝統と品質は今日まで受け継がれています。「THE NATURE OF TIME」をブランドフィロソフィーとしていて、自然や季節の移ろいからインスピレーションを受ける感性と、それぞれの道を究めて時の本質に迫ろうとする匠の姿の二つの日本の精神性を表現しています。
グランドセイコーは、ムーブメントの開発から、製造、組立、調整、検査までをすべて一貫して担うマニュファクチュールです。「グランドセイコースタジオ雫石」と「信州 時の匠工房」の2つの工房で、機械式、スプリングドライブ、クオーツの3つのムーブメントが生み出されています。